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「ベネチア式カーニバル」

寒さに耐える日々が続く、今日この頃。
この季節に私が思い出すのは、一昨年に訪れたヴェネチアでのカーニバル。
カーニバルなんて聞くと、リオのカーニバルとか、浅草のカーニバルとか、夏のイメージを思い出す人もいるかもしれないけど、ヴェネチアのカーニバルは冬のお祭りで、毎年2月の下旬から3月の頭にかけて仮装をしたり友達どうしでパーティしたりして盛りあがるお祭り。
もともとは、カトリックの復活祭にまつわるお祭りだったカーニバル。
復活祭の前に断肉の期間があって、その間はカトリック教徒の人たちは、お肉を全然食べない。そこでいかにも楽天的なイタリア人達、「食べられる内に沢山食べよう!」っていう発想からお祭り騒ぎに、そして今日のカーニバルの形になったそう。
最近では、よほど信仰心の強い信者でない限り、断肉はしないみたいだけど、盛り上がるお祭りだけは、しっかり残ったのがイタリアらしいよね。
カーニバルはイタリア全土のお祭りで、家族や友達と楽しむ。仮装をしたりするのは、もっぱら、ちっちゃい子供達、だけどヴェネチアだけは特別。
ヴェネチアでは大人も子供もそして世界各国からの観光客達も、仮装をして大はしゃぎする。それはそれは、大変な盛り上がりで、初めて会った人同士でも、前から友達だったみたいに、カラフルな紙ふぶきを巻きあったり写真をとったり。
紙ふぶきは、この時期ならタバコ屋さんなどで手軽に買えるので、みんなポケットやカバンに忍ばせておいて、すれ違う皆にまいていくのだから、ヴェネチアの町はどこでも、紙ふぶきが舞っているわけ。
そして、仮装している人のファッションが気に入ったら、一緒に写真をとったり、おしゃべりしたり。
だから、みんな仮装をする時は、たくさんの人に写真をせがまれるように、何ヶ月も前からどんな仮装にするか準備をしてる。
そんなに、一生懸命考えている仮装なのだから、当然見ているだけで楽しいんだけど、ポストや銅像のかっこうをして、街角でおどけた顔して立ってた、いい年したおじさんもいたっけ・・。
仮装行列は、ヴェネチアの中心のサンマルコ広場をめざして歩いく。友達との約束があった私は、小さな橋の袂で待ち合わせしている間、仮装行列をみていた。
世界各国から人が集まってくるだけあって、色々な国の民族衣装が次から次に現れて、まるでオリンピックの入場行進さながらで全然あきないの。
行き交う人が皆、ciao!と声をかけてくれるので、私もciao!と答えた。こんなにciaoといった日は未だかつてないと思う・・・。
こんな風に世界中の人とコミュニケーションがとれるカーニバル。そんなカーニバルのあるイタリアは素敵な国だと思って止まない・・・としみじみ思うのであった。

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